中国出身の私は、高校卒業後に語学専門学校で英語と韓国語を学びました。卒業後は世界で活躍できる商社マンを夢見て、語学力が活かせるグローバル企業を希望。就職活動を通じて物流は世の中に不可欠な存在だと感じ、物流に的を絞る中で海外に拠点を持つトランコムと出会いました。海外支社がある物流企業はほかにもありますが、トランコムに魅力を感じたのは「ここ数年の事業拡大」です。物流業界のパイオニアとして挑戦する姿や、それに伴う業績向上に勢いを感じて、「この会社で自分を磨こう」と思いました。
現在は物流センターにて庫内運営や人員管理などに関わり、将来、海外で活躍するためのスキルやノウハウを蓄える日々。勤務歴に関わらず、やる気のある人にチャンスがあり、自分の実力で自分の将来を切り拓くことができる社風も私には合っていると思います。
現場で感じるのは「物流は人が動かしている」ということ。積極的にICTやAIを導入して進化し続ける物流業界ですが、現場は人がいないと動きません。そのため、適正な人員調整は私の仕事で最も重要な業務。作業が滞ればスタッフのポジションを入れ替えたり、人員不足になりがちな土日祝に人員を確保したり、常に作業効率を意識しています。その中で大切なのはコミュニケーション。中国人の私は日本語でのやり取りに難しさを感じることもありますが、相手の状況を考えてコミュニケーションをとれば、言葉の壁を超えた信頼関係を築けると思っています。重い荷物を持っているスタッフがいれば「大丈夫ですか?」と一言声をかけるだけで人間関係が良くなり、私の話しにも耳を傾けてくれるようになります。人を思いやる気持ちを忘れず、「任せて安心」と言われる存在になりたいです。
私は日本語で履歴書を作成することに苦労し、企業に提出できる内容に仕上げるまで100枚以上書き直しました。とても大変でしたが、おかげで自分は何がしたいのか、どんな企業が合っているか改めて見つめ直すことができ、希望の就職先に入社することができました。
「こんな仕事がしたい」「こんな人になりたい」と夢を描いても、実際に会社に入ると「想像と違った」ということがあります。ですから、就職活動では自分の夢をしっかりと見据えて、自分に合う企業を見定めることが大切。興味がない仕事でも、見たことがない会社でも、関心を持って説明会に参加してほしいと思います。さまざまな会社や業界を見て視野を広げるうちに、自分が本当にやりたいことや、どんなことに興味関心を持っているかがよくわかってきます。
自分に合っている企業なら、自分の実力を最大限に発揮できるのではないでしょうか。ぜひ頑張ってください!